昔、ドライブの途中にとっても広いりんご畑に立ち寄ったことがあります。
ちょっと観光農園風に開放されていたそのりんご畑には、小高い丘があって、
その丘に続く遊歩道が整備されていました。

りんごの木に覆われた遊歩道を、頭上に広がるりんごの枝を眺めながら、差し込む木漏れ日に目を細めながら歩いて
いつのまにか立っていた丘の頂上。そこからは広大なりんご畑を、一望に見渡せました。

いままで下から見ていたものを上から見るのは少し不思議な気分で、
今まで一本一本の枝に見とれていたものを、その枝の全体としての樹を見るのも
また、不思議な気分で。
枝も、樹もおんなじりんごの木。

今でも森の中を歩くと、今そこにある樹を素直に見つめられない、不思議な気分になります。